
Blenderでモデリングしていると、オブジェクトの角が 鋭く尖ってしまうことがあります。
しかし現実の物体では、完全に鋭い角になることはほとんどありません。
家具や食器、機械パーツなどもよく見ると 少し丸くなっています。
この角の丸みを作るために使うのが
**ベベル(Bevel)**です。
この記事では
- ベベルとは何か
- ベベルで何が起きているのか(仕組み)
- ベベルの使い方
- スムーズシェードとの違い
を初心者向けに解説します。
ベベルとは?
ベベルとは
エッジ(角)を丸くするモデリング機能です。
角を削るようにして 新しい面を追加することで丸い形状を作ります。

【画像:立方体(ベベルなし)】
この状態では角が鋭く、光が当たると
少し不自然に見えることがあります。
ベベルで何が起きているのか(仕組み)
ベベルを適用すると
エッジに新しい面が追加されます。
つまり形状そのものが変化します。
イメージ
鋭い角
↓
エッジを分割
↓
新しい面が追加
↓
丸い角になる

【画像:ベベル後】
このように
エッジが複数の面に分割されることで角が丸く見えます。
スムーズシェードとの違い
ここは初心者がよく混乱するポイントです。
スムーズシェードは
光の計算を変えて滑らかに見せる機能
です。
一方ベベルは
実際に面を追加して形状を変える機能
です。
| 機能 | 変わるもの |
|---|---|
| スムーズシェード | 見た目(シェーディング) |
| ベベル | 形状(メッシュ) |
ベベル(モディファイヤ)の使い方
① オブジェクトを選択する
② 右側の モディファイアプロパティ(スパナアイコン) を開く
③ モディファイアを追加 をクリック
④ 生成を選択
⑤ Bevel(ベベル) を選択

【画像:操作手順】
Limit Method(制限方法)
ベベルをかけるエッジを制御できます。
よく使う設定
Angle
これを使うと
鋭い角だけにベベルを適用できます。
補足
ベベルモディファイヤは
後から数値を調整できる非破壊編集(ノンデストラクティブ)
です。
そのためモデリングでは
モディファイヤのベベルがよく使われます。
Segments(セグメント)とは?
ベベルには Segments という設定があります。
これは
角を何分割するか
を決める設定です。
Segments 1 → 少し丸い
Segments 3 → 滑らか
Segments 6 → かなり滑らか

【画像:Segments比較】
Segmentsを増やすほど
より滑らかな曲面になります。
ベベルが重要な理由
ベベルは リアルな3Dモデルを作るためにとても重要な機能です。
理由
- 現実の物体は完全な鋭角にならない
- 光の反射が自然になる
- レンダリングの見た目が良くなる
そのため多くの3Dモデルでは
ベベルがほぼ必ず使われます。
まとめ
ベベルは
エッジを丸くするモデリング機能です。
ポイント
- エッジに面を追加する
- 形状そのものが変化する
- Segmentsで丸みを調整できる
- スムーズシェードと組み合わせると自然な見た目になる
ベベルを理解すると
よりリアルな3Dモデルを作れるようになります。